なぜ、怒れないのか~精神科医もススめる「一日一怒」

イライラ

怒りをためておくと、いつか最悪の事態を引き起こしてしまう。怒りの感情をなかったことにするのではなく、「ある」と認め、受け入れよう。

日本人は、世界的に見て「怒らない」人たちのようです。

遠慮をしたり、言いたいことが言えなかったりするのは、「人前で恥をかきたくない」という信念と、「和を乱してはいけない」という教育のせいが大きいのでしょう。

しかし、「抑圧されたものは回帰する」と言われています。

一時的に抑え込んでも、必ず吹き出してきて最悪の事態を引き起こしかねません。

怒りをなかったことにするのではなく、受け入れたほうがいいようですよ。

怒りを抑え込む三大要因とは

「怒らない」というのは、一見いいことのように見えますが、「怒らない」ことにも目的があります。

どんな目的があるせいで「怒れない」でいるのか、それには次の3つの要因があると言われています。

1.虚栄心

「和を乱すような自分であってはならない」という意識は、日本古来からつちかってきた信念と言えそうです。

さかのぼること、聖徳太子の時代。「和を以て貴しとなす」ことが憲法十七条でかかげられました。

また、名誉とプライドを重んじる武士の気質。

そんな歴史的な背景のなか、協調性がある人を演じたい、いい人を装いたいという気持ちが、無意識に働くようになったのではないでしょうか。

怒ることは恥である、ネガティブな感情を表に出してはならないというのは虚栄心です。

2.恐怖

「すぐキレる人」というレッテルを張られるのが怖い、復讐されるのが怖い、という意識です。

和を乱せば村八分にされたりと、実際に死活問題にも直面していたわけですから、怖いですよね。

だから、いい子を演じるのは、日本人としての「生き延びる知恵」。

そこを打破することが困難なのは仕方ないことかもしれません。

3.怠惰

「怒るのが面倒くさい」、つまり怠惰なだけです。

虚栄心と恐怖から、「よけいな波風を立てたくない」という気持ちに発展しているのでしょう。

他人に対して怒ろうとすると、言い方を工夫したり、話し合いを重ねたりと、やらなければいけないことが増えます。

それが面倒くさいので、避ける。避ければ「和」が保てるからラクですよね。

 

こうしてみると、「怒らない」ことが必ずしもいいことだとは言えなさそうですね。

怒りの感情も大切にしたほうがいいことは、精神科医も言っています。

自分の感情を認め、受け入れよう~「一日一怒」のススメ

怒らず、自分の感情にフタをしていると、自分の中で怒りが発酵してしまいます。

突然キレたり、いい人が犯罪に手を染めたりするのは、そのせいなのです。

協調性を重んじるあまりに、自分でも自分の感情がわからなくなるような事態は、決してよいことではありません。

せめて自分だけは、自分の感情をしっかりと味わい、認めてあげる必要があります。

なかったフリをする必要はないんです。むしろ「ある」ことを受け入れ、なぜそう感じるのかを分析していかないと成長はできません。

精神科医も「一日一怒」をススメています。ちゃんと怒ったほうがいい。

ただし、他人に対してあらわに出すと悪影響になることもあるので、自分しか読まない日記などに書きとめていくとよさそうですね。

書いて吐き出せば、意外とスッキリするもの。

ポイントは、自分に対してだけはウソをつかないことです。

つい目をそむけたくなる感情ですが、きちんと向き合うことが自分のためでもあり、社会のためでもあります。

正直な感情を受け止めていこう。

 

ということで。

 

まとめ
誰もが無意識のうちに「いい人」を演じてしまう。

意識的に、「一日一怒」をやってみよう。

そして、書いて吐き出していこう。

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