ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果 by ゲアリー・ケラー~大きく考え、小さくしぼりこもう!

ワンシング

ワン・シング

最も効果的な、最初のドミノを見つけること! それが何かを始めるときの一大事。良いドミノが見つかれば、あとはドミノ倒しでどんどんつながる。

 

やるべきことが多すぎる

いちご

 

最初のドミノをしっかり見極めよう

 

コツは、大きく考え、小さくしぼりこむこと。

小さく考えると、小さいことしか達成できない。

 

あなたが求めるものの大部分は、あなたの行為のごく一部によってもたらされる。目覚ましい成果は、たいていの人が考えているより数少ない行為によって生み出されるのだ。

 

「ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果
やるべき仕事は1つだけ」
by ゲアリー・ケラー

大きく考え、小さくしぼりこむ~それが勝利の秘訣

最も重要な(大きな)1つに集中する

マルチタスクは可能だけれど、そのかわり、脳の力は分割されてしまうそうです。

2つのことを同時にやったら、2分の1ずつのエネルギーになるということです。

 

脳は、能力を分割する
  • 歩きながらしゃべるは可能
    → ただし、エネルギーは2分の1ずつになる
  • 危険な吊り橋を渡るときは、おしゃべりはできない。

 

1つに集中したほうがいい理由は、そのほうがエネルギーを最大限に使えるからだそうです。

だから、最も重要で大きな1つに集中すること。それが、最大の効果を生み出すコツ。

では、なぜ大きなことがいいのでしょう?

大きく考える~本当は大きいことを望んでいるのでは?

大きく考えられない理由。

それは、怖いからですね。プレッシャーとストレスがかかると思ってしまうのです。

だけど、それはウソだそうです。

実は、大きいほうが、ずっとラクで幸せ。

 

「大きいこと」を恐れると、私たちはそれと反対の動きをする。成果やチャンスが少なくなるほうへ行くか、「大きなもの」から逃げ出す。だが、「大きく」生きることによってのみ、真の人生を経験し、潜在能力を活かすことができるのだ。

 

たいていの場合、「小さなことでいい」と言うとき、本当にそれを望んでいるのではなく、「大きいこと」を恐れてのことではないでしょうか。

はたしてそれで、自分は満足できるのか? 自分の本心と向き合う必要がありそうです。

人生の最後に最も後悔することとは、「自分に正直な人生を生きればよかった」ということだそうです。

自分に対し、優れた質問をすること~人生は問いで決まる

自分に問いかけるべき優れた質問は、次の点に注意して考えてみるといいそうです。

 

それをすることで、
他のすべてがもっと容易になるか、
不必要になるような、
私ができる「一つのこと」は何か?

 

なぜなら、人生の多くのことは、ごく一部の行為によってもたらされるから。

それを、「80対20の法則」といいます。

 

80対20の法則
  • 少数の原因が、結果の大部分を生み出す
  • 適切なインプットが、大部分のアウトプットを生み出す
  • 少数の活動が、報酬のほぼ全てを生み出す

 

大きく考え、自分に問いかけることで、大事な「一つ」をしぼりこむ。

優先事項から先にやろうということです。

優先事項に従って生きる

人生に目的があるなら、まず優先事項に従って生きることが重要だ

 

「不思議の国のアリス」の有名なシーンが紹介されていました。

優先事項を決めるうえで、とてもわかりやすいエピソードです。

 

「お願い、おしえて。私、どっちに行けばいいの?」


「それは、きみがどこに行きたいかによるね」と猫が言った。


「どこでもかまわないんだけど」アリスは言った。


「それなら、どっちに行ってもいいさ」猫が言った。
(「不思議の国のアリス」by ルイス・キャロル)

 

「どこでもいい」ではなく、大きな目的にもとづき、優先事項に没頭する。

アリスのように、どこへ向かっているのかわからないまま進むよりも、目的と優先事項を決めたほうが早くたどり着けるはずです。

ポジティブ心理学で有名なマーティン・セリグマン博士は、「幸福の要素」として、次の5つを挙げています。

 

幸福の5つの要素
  • ポジティブな感情と喜び
  • 何かを達成すること
  • 他者とのかかわり合い
  • 何かに没頭すること
  • 意義を見出すこと

 

このうち、「意義を見出すこと」が「大きな目的」であり、
「何かに没頭すること」は、「優先事項に従うこと」になります。

大きく考え、小さくしぼりこむことによって、目標を達成する。
その過程には、ポジティブな感情と喜びがあり、他者とのかかわり合いがある。

それこそが、幸福への道でしょうか。

 

偽りの生き方を捨て、反対方向へ向かう

私が、この本の中で、最も印象に残ったのは、「緊張をゆるめる」という話です。

 

成功者のような口ぶりで話し、成功者のように闊歩(かっぽ)し、さらには成功者のような身なりもしなければならないと考えるようになった。それは本当の私ではなかったが、物事がうまくいくなら何でもするつもりだったので、なりたい自分のイメージを印象づけなければならない、というアドバイスを真面目に受けとめた。
これもうまくいったが、しばらくすると成功を「演じる」ことがいやになってしまった。

 

「成功者になりたければ、成功者のように振る舞え」

よく聞く話ですが、私も少し違和感を抱いていました。著者の言うように、演じている自分に嫌気がさしてくるのです。

もちろん、そのやり方が合う人もいるのは事実だと思いますが、それが合わないなら、やらなくてもいい。

結局は、自分にとっての優先事項を大切にすればいいってことですね。

ここの部分を読んで、深く納得しました。

そして著者は、あらゆる原則の逆をしたそうです。

あえて逆をするというよりも、自分の本心に正直になったという意味だと思います。

緊張をゆるめ、仕事を減らし、素のままの自分に戻った、そうしたら、うまくいくようになった、と。

他人の意見を鵜呑みにするのではなく、自分にとって何が大事か? それを突きつめていくことが大事だということなのでしょう。

突き詰めるべきは、自分にとっての「ワン・シング」です。

自分に何度も問いかけ、小さくしぼりこんでいきたいなと感じました。

まとめ

最大限の人生を生きるには大きく考えるだけでなく、そのために必要な行動を取らなければならないことだ。
目覚ましい成果を手にするには、的をしぼらなければならない。的をしぼることで考え方を単純化し、すべきことを具体化することができる。

 

大きく考えて、小さくしぼりこむ。

それはつまり、考えを単純化し、すべきことを具体化すること。

単純に、そして具体的に。自分にとって一番大事なことを、正直に。

そのことを考えていたら、「ボヘミアン・ラプソディ」で有名な、「クイーン」を思い出しました。

クイーンは、なぜ伝説のバンドになれたのか?

その秘訣のひとつには、「常にヒット曲をねらった」ことにあると思います。

クイーンは、絶対に売れる曲、愛される曲だけを生み出すことに集中し、そこに妥協をしなかったというのです。

「少数のファンに愛されればいい」という考えではなく、「世界中で愛される歌を」 

そんな大きな考えで動いていたから、あれだけのバンドになりえたのではないかと思いました。

また、新海誠の「君の名は」も、かなりねらって創りこまれているそうです。

ヒットというのは、偶然のヒットよりも、ねらったヒットのほうが多いもの。

やはり、大きなことに貪欲になったほうが、結果的に自分も幸せになれるということなんだろうなと思いました。

 

ということで。

 

まとめ
大きく考え、小さくしぼりこもう。

最初のドミノは適切なものを選んだほうがいい。

ただし、自分に正直に!

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