自分は役に立っていると妄想してしまえば幸せになる【読書4冊まとめ】

自分は役に立っている。それを自分で決めること。そして、回復のための場所を確保して自分を大切にする。心のバランスのとり方に上手になろう。

 

アタシを見てほしい

いちご

自分のことは自分で見てあげよう

嫌われる勇気

嫌われる勇気「嫌われる勇気」はなぜ人気?~実践してる人は見たことない

 

ありのままの自分を受け入れる——つまり「自己受容」する——からこそ、裏切りを怖れることなく「他者信頼」することができる。そして他者に無条件の信頼を寄せて、人々は自分の仲間だと思えているからこそ、「他者貢献」することができる。さらには他者に貢献するからこそ、「わたしは誰かの役に立っている」と実感し、ありのままの自分を受け入れることができる。「自己受容」することができる。

 

「嫌われる勇気」を読むといいよ!

そんな話を、よく聞きます。知人にも勧められます。

いまでも大ベストセラーですね。書店には必ず並んでいます。

これを読んだ人は、何を感じているのだろう? どう変わったのだろう?

ふと疑問に思います。

だって、トラウマも承認欲求も否定し、「ほめる」「怒る」も否定する。

かなり高度な技です。

そして、人間関係を大切にしようという話であり、人間関係から解放されようという内容ではないのです。

「嫌われる勇気」というのは、承認されないリスクをとるということです。

承認されなくても他者に貢献しようという気持ち、他者を仲間だと見なす「共同体感覚」が大事。

読む前に想像していた内容とは大違いでした。

ただし、トラウマも承認欲求も否定するのは、同意します。

どうしても心に抱いてしまうものだけれど、やっぱり違う気がする。

自分でもやっぱりわかっているんです。言い訳だということが。

だけど、どうしようもなく、トラウマにこだわってしまうし、認められたいと思ってしまう。

 

承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。

 

なかなかハイレベルですね。

幸せになる勇気

幸せになる勇気「幸せになる勇気」~なぜアドラー心理学は難しいのか?

 

他者に「信頼」を寄せて、交友の関係に踏み出すこと。それしかありません。われわれは仕事に身を捧げるだけでは幸福を得られないのです。

 

「嫌われる勇気」の続編である、「幸せになる勇気」を読んだら、少し安心しました。

やはりアドラー心理学の実践は、厳しいものだそうです。

感激して飛びつくようなレベルではないと。

やっぱりそうだよね。じっくり取り組んでみるしかないなぁと思いました。

そして、「自立」の話には納得しました。

「自立」とは感謝を求めない。依存もしない。

自分の人生は自分で決める。自分の価値は自分で決める。

どこまでも自分が主体。

それは相手も同じこと。相手のことは、相手本人が決める。自分が介入することではない。

だから、「あなたのおかげ」と言われることを求めるのは、相手の自立を応援していないことになります。

相手が自分で決めるのではなく、私のおかげで決めてほしいという欲求です。

相手を自分に依存させたいのですよね。自立されたら困ってしまうわけです。「あなたのおかげ」と言われることで、私の価値を高めたいから。

「誰もわかってくれない」「認めてくれない」「感謝されない」という気持ちは、自分の自立も、相手の自立も求めていない、依存の生き方です。

つまり、育てる側というのは、どうしても孤独になるものなのです。その孤独を受け入れるしかない。

だからこその「幸せになる勇気」です。

どれだけ頑張って育てても、誰もほめてくれないし、感謝もしてくれないし、むしろ文句を言われることのほうが多い。

心が病んでしまう教師が多いのは、そのせいでしょうね。

カウンセラーも同じです。良いカウンセラーもたくさんいますが、自分に依存させようとするカウンセラーもいるのです。

「あなたのおかげ」と言われたいから。

上司に依存させる上司も、部下の自立を望んでいない。

みんながみんな、「あなたのおかげです」と言われたがっている。

「承認欲求」「ほめられる」「感謝される」――そこを目的にするから、おかしなことになるのです。

 

では、どうしたらいいのか?

 

「自分は役に立っている」ことを、自分で決める。

 

貢献すること自体に喜びを感じ、幸せを感じる。

それを「貢献感」と言っています。

相手がどうだろうと関係ないのです。あくまで自分主体。

それが自分の人生を生きるという意味。

 

アドラーは言います。われわれはみな、「誰かの役に立っている」と思えたときにだけ、自らの価値を実感することができるのだと。(中略)
「わたしは誰かの役に立っている」という主観的な感覚があれば、すなわち貢献感があれば、それでいい。それ以上の根拠を求める必要はない。貢献感のなかに、幸せを見出そう。

 

アタシなんて必要ないでしょ?

いちご

 

すべての悩みは、そこから生じるのかもしれないなぁと思いました。

 

「自分は何の役にも立っていない」

 

だから、生きる意味がわからなくなる。自分が存在してていいのか不安になる。

「役に立っている」ことを実感できないのです。

それは、承認を求めるからですよね。

誰かに見てもらって、誰かにほめてもらって、誰かに評価されないと安心できない。

他者依存の生き方になるのです。自分の価値を、他者にゆだねている。

 

だからこそ。

 

自分で決める。自分で満足する。

 

そうすれば、苦しさや孤独感から解放されます。誰が認めてくれるとかは関係ないわけですから。

 

ある意味、妄想のなかで幸せになってしまえばいいってことではないでしょうか。

 

会社でも、私は役に立っている!
家庭でも、私は役に立っている!
プライベートでも、私は役に立っている!

 

どうせ思い込むなら、幸せな思い込みをして、自分のことは自分で満足させてあげる。

それができれば、会社に行くことも、家庭内でのアレコレも、楽しめるのかも?と思いました。

ただ、どうしても、寂しさはつきまとう。

自分が自立し、他者の自立も応援するというのは、なかなかの人間力が求められます。

だから厳しい。だからこそ本当の幸せがある。

孤独感ではなく、貢献感を持ちたい。

 

役に立っているんだと自分で決めてしまおう
だけど弱音も愚痴も吐きたいよ

いちご

回復のための場所を確保しないと!

ハーバードの心理学講義

ハーバードの心理学講義ハーバードの心理学講義|本当の自分を大事にする方法

 

「回復のための場所」を見つけることです。これは、普段と違う行動がもたらすストレスから逃れ、「本来の自分」としてありのままに過ごせる休息所のようなものです。

 

本来の自分に戻るための「回復のための場所」をつくることを、すべての人に提案したいと思います。つまりそれは、自分だけでなく、癒しを求めているすべての人が回復の場所を必要としていることを理解し、見守ってあげるということです。  

 

ブライアン・R・リトル教授は、超内向型だけれど、心理学の面白い講義をするのだそうです。

なぜなら、心理学と学生をこよなく愛しているから。

自分の好きなもののためなら、自分の性格にとらわれずに自分の能力を発揮できる。

だから、目的観が大事だということです。

「このためなら何でもできる」――そんな目的が見つけられたら幸せですね。

そしてそれは、自分の心からの思いであることが必須。

イヤなことをイヤイヤやるのではなく、大好きなことを思いっきりやる。これが秘訣です。

だからといって、四六時中、頑張るのではなく、ちゃんと「回復のための場所」を確保し、自分を休ませてあげないと疲れます。

本当の自分を解放してあげるという自覚をもっておくことですね。

弱音や愚痴は、吐いちゃいけないものではない。自分の気持ちと向き合うためにも大事なことなのです。

真面目すぎたり、頑張りすぎたりしてしまうのは、心のバランスのとり方が下手だから。

上手に使い分けることが大事だなぁと感じました。

だからこそ、振り返りを大事に

すべての仕事は10分で終わる【感想】すべての仕事は10分で終わる|自己管理が必要な理由と方法とは?

自分の本音と向き合い、本当の自分を解放するためにも、毎日、毎週、自分のことを振り返ろう。

頭の中にある言葉を文字にして書き出していくだけでも、ずいぶんスッキリしてきます。

振り返って、見直し、改善する。

自分のことは自分でほめて、自分で「役に立っているんだ」と決めて、自分で励まして、また自分で立ち向かっていく。

その繰り返しで、自分を大切にすることが上手になっていきます。

 

ということで。

 

イライラがくれたもの

何のため? 誰のため? 本当の望みは何?

自分の気持ちを大切にできている?

心のバランスをとりながら、人生の目的を明確にしよう。

それは自分で決めること。

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