伸びる方向を間違えた!精一杯に伸びたら、また精一杯に方向転換

たくさんの同じような花のなかで、この花に目が止まった。


必死で方向転換しているような姿に見えて、やけに愛らしく思えてくる。


ぐーっと精一杯に伸びて、「間違えた。太陽の方向はこっちじゃなかった」
それで、反対側にまた精一杯、方向転換しようと焦っている。そんな姿。


なんか、かわいいな。愛着がわくな。


気になって、シャッターを押した。いつ見ても、やっぱり愛嬌がある。私は、この花がとても好きだ。


必死に伸びてきて、方向転換も必死にやる。
その姿勢、大事だなぁと写真を見ながら常に思う。


失敗することが怖くて、試すときにも、つい力を最小限にしてしまう。
それって結局、どっちの方向にも伸びることができないのではないか。


ぐーっと伸びたからこそ、方向が違ってたことにも気づけて、方向転換もできるものなのかもしれない。


そして、方向転換とは悪いものではない。愛嬌があって、かわいい。
あぁ自分も同じなんだと、思った。
こんなふうに、かわいらしく精一杯、方向転換をしてみたい。

だから、この花に目が止まったのだろう。

私は職場に、大嫌いな人がいた。


あまりに嫌いすぎて、もう5年ほど、恨み続けている。


なんともまぁ、
忍耐強いというか、
ねちっこいというか、
心の整理が下手というか……


5年間の恨みって、相当だ。


自分でもわかってる。


人を恨んでいると、
自分がつまらなくなること。
自分が不幸になること。


それでも、どうしても好きになれない。
……だけではなく、憎くて憎くて仕方ない。気分も悪くなる。


そのせいで、何度、早退や欠勤をしただろう。
それほど、とてつもなく憎んでおり、とてつもなく気分が悪かった。


「気にしなきゃいいのに」とか、「もっと仲良くやりなよ」と周囲からは言われたけれど、私にも、いろいろワケってものがあるのだ。
先に傷つけられたのは、私のほうだし。


気にしなければいいことはわかっていても、体が反応してしまう。
顔を見るだけでウンザリしてくる。声を聞くだけで元気がなくなる。


席替えもして距離をおいたし、仕事での関わりも、極力、減らしてもらった。
気にしない努力も、いろいろしてきた。


だけど最近、ふと、、あ・私が悪かったかも……と思ったりしてきた。


「その人」が、本当は仲良くなりたいのに……と、泣いていたと聞いて。
少し、心が動いてきたのだ。


なぜ私だけが、こんなにも頑固になっているのか。


相手も私を嫌っていると思っていたが、そうではないことを知り、何か自分の行動がバカバカしく感じてきた。


とりあえず、仕事で接するときに、フツーに笑顔で応じてみた。まぁまぁな気分だった。
この努力、しばらく続けられそうだ。


そして、思ったこと。


「その人」のおかげで、本を読むようになった。
セミナーなどにも出かけるようになった。
毎日がしんどかったから。

そのなかで、たくさんの素敵な出会いもできた。


図解がすごいねって、よく褒められるけれど、これも、「その人」のおかげで発展したものだ。
心の整理をするために。


ん???
ということは、すべて「その人」のおかげ?


自分の憎しみの感情をどうにかしたくて、いろいろ努力してきたし、いろんなことを考えた。そのなかで、親とのつながりが大事だよねってことも再認識した。


私、とても成長させてもらっているのかもしれない。
「自分のおかげ」なんて、一つもない。自分の力でできているわけではない。

今の環境すべて、「その人」のおかげで手に入れたものなのではないだろうか。
必死に努力してきたことも、全部、「その人」のおかげなのではないだろうか。

 

なんだかやけに、申し訳なさがこみあげてくる。私は、何をやっていたんだろう……

 

「その人」だけではない。
これまでにも、イヤだと感じてきた人は、たくさんいる。
なかなか人を好きになれないでいた。


だけど本当は、私のために、たくさんのことを教えてくれていたのかもしれない。
実際はみんな、私と仲良くしたいと思ってくれていただけだったのかもしれない。
私が受け取れなかっただけで。


自分のこだわりが、小さかったように思う。
心が、違う方向へ伸びようとしている。


まだ仲良くはできないけれど。
頑張って笑顔で接してみよう。


「あなたのおかげで成長させてもらいました」と、心で唱えつつ。


私、この花と同じだ。伸びる方向を間違えすぎていた。
愛嬌のある姿で、方向転換、するときなのかもしれない。

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