成功法則 完全実践ガイド|1000冊の本を10年間にわたって検証した結果とは?

 

この本には、効果がなかったという話が書いてあったのが面白かったです。さまざまな本が紹介されているので、とても参考になりました。

 

1000冊以上の文献調査と、10年にわたる分析・検証の結果が書かれている本です。

成功法則を5項目に分類して整理されていました。

著者はネガティブな性格だそうで、ポジティブに偏った話ではないことが、他の本にはない面白さだと感じます。

個人的には、効果がなかった話がとても面白かったです。

 

やってみてわかった 成功法則 完全実践ガイド
by 高田晋一

1.自己分析をして、やりたいことを導き出す

著者も言っていますし、私も実感することですが、ここが本当に大事ですよね。

結局のところ、自分を知らないことには何もできません。

 

  • 何がやりたいのか?
  • 何を本気で願っているのか?
  • どんな人生を望んでいるのか?

 

わかる瞬間というものは、人それぞれであって、自己分析の手法だけは法則化できないとされています。

子どものときに使命に目覚める人もいれば、大人になってから突然、目覚める人もいる。

また、思いがけない事故や事件に遭遇することで、人生の目的が変わる場合もある。

本当に人それぞれなので、これ!という決定打がないのです。

結局は、自己分析を何度も何度も繰り返すしかなさそうです。

著者も、数年にわたり何度もおこない、探っていったそうです。

自己分析の手法についても、さまざまな本が出ていますが、「自分への質問を繰り返す」というのが共通しています。

著者は、数ある質問群から、「情熱・才能・意義」の3つに分類していました。

 

  • 情熱分析の質問例:子どもの頃に夢中になったことは何?
  • 才能分析の質問例:自分には簡単、他人には難しいものは何?
  • 意義分析の質問例:誰に、どんなふうに役立ちたい?

 

ほかにも、質問例はたくさんありますので、何度も考えてみるといいでしょうね。

「自分を知る」って、本当に難しいです。

2.夢が叶うことを願い、心から信じ続ける

著者にとって、「貼って眺める」方法は効果がなかった

イメージすると願望が叶いやすいと言いますね。

特に、写真やイラストを貼って毎日眺めると効果的。そんな話をよく聞きます。

私も試してはいます。

しかし、著者にとっては効果がなかったそうです。

 

これを3ヵ月ほど試してみたのですが、結論から言うと、この方法はあまりうまくいきませんでした。
なぜかというと、ずっと同じ場所に貼ってあるとそれが「いつも見慣れた景色の一部」になってしまい、それが視界に入っても、それを意識しなくなってしまうのです。

 

そのとおり!と共感しました。ちょうど同じことを感じている最中です。

ビジョンボードを作りましたが、たしかに作った瞬間はワクワクしていたんです。

これが実現できたらいいなぁと。

だけど、毎日見ていたら、著者の言うとおり「見慣れた景色の一部」になってしまいました。

インテリアのようなもの。ただの飾り物。

たまには意識して、作ったときの気持ちを思い出すようにしていますが、あまり効果は実感できていません。

もちろん、少しずつ脳に浸透しているのかもしれませんし、もう少し時間が必要なのかもしれませんが。

私としては、とりあえず継続中です。

著者にとって、「振る舞う」方法は効果がなかった

すでに夢が叶っているかのように振る舞う。これもよく言われますね。

ただし、どんな振る舞いなのか?がわからなくて、そもそもできなかったそうです。

私も、たまに試すことがありますが、なんだか無理している感が自分の中にただよってきてしまって、まだ上手くいきません。

「心から信じる」ことが必要そうです。

著者にとって、「声に出す」方法が一番よかった

達成したい目標を文章にし、それを毎日、声に出して読む。

著者にとっては、これが一番シックリときて、8年間続いているそうです。

ただし、考えてみれば当然ですが、本気度の高いものから叶っていき、本気度の低いものはまだ残っているそうです。

ただ読んでいればいいという、自動的なものでもないようです。

本気の願いを見つけるために、自己分析を何度も続けること

結局のところ、自分がどれだけ本気で願っているのか? 心の底から叶えたいと思っているのか?

そこが一番大切ですね。

本当に本気であれば、「貼って眺める」方法でも、「振る舞う」方法でも、「声に出す」方法でも、どれでもいいのだと思います。

自分が一番シックリくる方法を続ければいい。

ただ、本気度についてだけは、じっくりと自己分析を続ける必要がある。

本気の願いを見つけさえすれば、何をやっても叶うということかもしれません。

ちょっと違うかもなぁと思ったら、修正することも必要だと思います。

3.目標達成のための計画を作り、実行する

計画作りに関しては、どの本も似ていると思います。

著者はそれを、次の5つに分類しています。

 

  1. 達成のメリットを認識する
  2. 期限をつけて具体化する
  3. 障害を克服する戦略を立てる
  4. 段階的な目標にする
  5. 実行し、達成状況を管理する

 

つまるところ、「計画して実行する」のみです。

そのためには自己管理が必要です。

コツコツできるのかどうか。

期限をつけたり、スモールステップを大事にしたり、習慣化するテクニックと同じですね。

これは、忍耐強く、自分で進めていくしかないと思います。

4.悩みの内容を明確にし、問題解決を図る

論理的に判断するのが、やはり王道

論理的に分析し、検討し、実行する。

その手順は、やはり王道ですね。

特に、次のようなことです。

 

  1. 悩みを明確にする
  2. 悩みの原因を分析する
  3. 解決策を検討する
  4. 実行する

 

このうち、悩みを明確にすることと原因分析が一番難しいと感じます。

何に悩んでいるかがわからない、モヤモヤする、ということが多いからです。

いろいろ書き出してみて明確にし、原因さえわかれば、あとは実行するのみ。

論理的な思考とはいっても、書き出すだけでも整理されるものです。

部屋や机と同じで、整理されれば、スッキリ動けるようになります。

考えてもわからなければ、直感的に判断する

どんなに考えてもわからない。

逆に、考えれば考えるほど、理性に邪魔されて、自分の本音にたどりつけない。

そんなこともあります。

そういうときは、「心に聞く」「体に聞く」といい。

直感に従ってみるということですね。

 

驚くべきことにこのモデルを使って、判断を外したことはほとんどありません。どう考えても得をする取引なのに、直感が「止めた方がいい」と言っている気がしたので止めたら、後で聞いたら詐欺に近いものだったり、どう考えても行ってもいいことがなさそうな集まりなのに、直感が「行くべき」と言っている気がするので行ってみたら、思いがけない再会をしたり…。

 

「体に聞く」というのは、その選択をしようとしたときに、安らぎを感じるか? それとも緊張感で苦しくなるか?ということ。

体は正直なのかもしれません。

「直感がはずれたことはない」との実体験には勇気がわきました。

最後は自分の心にジックリと問いかけるのが最善かもしれませんね。

そして、自信をもって進むこと。

だって、体と脳が反応したわけですから。

5.折れない心を持ち、落ち込んでも立ち直る

著者にとって、ポジティブ思考は合わなかった

折れない心の作り方は、もともとの性格がポジティブか?ネガティブか?ってことが、かなり影響します。

著者はネガティブな性格だから、ポジティブ思考は合わなかったと言っています。

そのとおりだなと思いました。

私もネガティブな側面が強いので、ポジティブに考えようとすると、どうしても無理がともない、逆に悩みが増えることがあります。

例えば、ポジティブな言葉を発するとか、ポジティブなフリをするとか。

どうしても、「それはウソだ」と思ってしまうわけです。

頭では否定してしまうので、やはり効果は出ないんですよね。

ポジティブ思考は、もともとポジティブな人にとって良い方法なのだと思います。

特に、「自分の長所を音読する」ことと、「自己啓発本を読む」ことに関しての検証は、かなり驚きの結果でした。

 

結論から言うと、特に何も変わりませんでした。(中略)
確かに、「自分の長所」に触れるとそれを再認識して前向きな気持ちになることができ、「自己啓発書」を読むことでモチベーションを高めることができました。ただし、この心理的変化は一時的なものにとどまり、この方法によって恒常的な自信や自己肯定感が高められたかというと、5年間続けていてもほぼ変わりませんでした。

 

ため息が出そうなほど、いい意味で考えさせられた話でした。

「自己啓発書」については、私もさほど重視はしていないのですが、これだけたくさんの本を読み続けてきた人もそうなのか…というのが、ちょっと感慨深いです。

あまり信じすぎず、落ち込んだときの痛み止め程度に考えておいたほうがいいということですね。

わざわざ自己啓発書だけを読むのはやめようと思いました。

自分の長所を音読するというのも、たしかに、自分が納得していなければ、単なる音読にすぎません。

これも納得できる話でした。

やはり、ネガティブな人には、ネガティブに寄り添った方法のほうが効果があるのだと思います。

ネガティブな人は、ネガティブを解消する方法がいい

ネガティブを解消するとは、短くまとめれば次のようなことです。

 

  1. ネガティブな感情を認める
  2. 本当にそうなの?と問いかけてみる
  3. 自分を励ます

 

自分に優しくしようということですね。

無理やりポジティブになるのではなく、ネガティブも受け入れ、自分に寄り添ってあげる感じで、励ましていく。

そうすると、だんだんとネガティブがやわらいでいきます。

私も、徐々にネガティブを解消していくほうが、シックリときます。

やみくもに信じるよりも、自分に合う方法を取り、不要なものは捨てる。

取捨選択の力が鍛えられます。

自分に合うものを見つけるのが読書の醍醐味

結局は、自分と相性の合う方法に出会えるかどうか?が、本の役割です。

たくさん読むほうがいいわけでもなく、「これぞ!」というものに、どれくらい出会えるか。

人との出会いと同じだなと感じました。

一冊の本と向き合うことで、自分と向き合う。

自己分析が深まる。

そんな読書をしたいなと思いました。

 

ということで。

 

イライラがくれたもの。

自分に合うやり方を見つけよう

自己分析を繰り返しながら。

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